そろそろ涼しくなって、お店で栗を見かけることが多くなりました。秋の味覚の栗を甘く柔らかく煮て渋皮煮を作ってみませんか?季節のレッスン10月では栗の渋皮煮とバターチキンを使ったライ麦パンを予定しております。手間はかかりますがそのおいしさは格別!今から準備して10月のレッスンに備えましょう。
材料
・栗(鬼皮を取り除いて一度茹でたもの) 1kg
・砂糖 1kg
・塩 少々
・コニャックまたはブランデー 大さじ2
作り方
①鍋に水と栗を入れ火にかけ、沸騰したら火を止める。
②常温に戻ったら、渋皮に傷がつかないよう慎重に鬼皮をむく。乾くと剥きにくいので湯は切らない。
③ボールに水を張り、一晩漬けておく。冷蔵庫に入れると渋が抜けにくいので、常温に置いておく。
↑一晩たつと渋が出てくる↑
④水を替え、鍋に重曹小さじ1を入れ火にかける。沸騰してから30分弱火で煮る。
⑤ざるに栗をあけ、渋川の表面の筋をなるべく綺麗にこすり取る。④と⑤をあと3~4回繰り返す。(合計で30分×3~4回)
🌰鬼皮を剥いたときに渋皮に傷がついてしまったら、1粒づつお茶パックに入れると無駄なく最後まで作業できることを発見しました。高価な栗になればなるほど1粒のロスでももったいないです。上手にお茶パックを使いましょう。
⑥栗を計量する。
⑦栗の1,5倍の水(栗が1kgなら水1,5kg)に50%の砂糖(栗が1kgなら500g)を加えてひと煮ちさせ栗を入れる。再沸騰してから30分弱火で煮る。アクはすくう。
⑧そのまま常温に下がるまで放置する。
⑨もう一度50%の砂糖(栗1kgなら500g)を加えて火にかけ、沸騰してからさらに30分弱火で煮る。最後に塩を少々入れる。
⑩殺菌消毒した瓶に栗を入れ、ひたひたまで熱々のシロップを注ぐ。この段階でちょうどひたひたになっていることが理想。
⑪コニャックまたはブランデー大さじ2を入れ、すぐに蓋をしめる。
🌰砂糖の量は減らしても構いませんが、開封からの日持ちが悪くなります。開封後は冷蔵庫で保管しましょう。
🌰栗を柔らかく仕上げたい場合は、重曹は少し多めにしても構いません。大さじ1ぐらいまでなら大丈夫ですが、あまり多く入れると柔らかくはなりますが栗の風味があまり感じられなくなると思います。あくまで私個人の感想ですが…。
🌰栗の渋皮煮をすると栗の渋が鍋に付着して取れにくくなります。私は栗の渋皮煮専用の鍋を用意していますが、使うお鍋には十分注意してください。
🌰出来上がった渋皮煮は、そのまま食べてもスイーツにアレンジしてもパンに入れてもOK 。秋の味覚を色々楽しんでいただきたいと思います。