*ホシノ天然酵母を使って、低糖質のロカボなパンを焼きましょう。
ボールの中で混ぜるだけの手仕込みで、捏ね機も不要、今の季節は発酵器も不要で、ご家庭のオーブンがあれば大丈夫です。
大豆粉やグルテンバーガーを使う糖質オフのパンではありませんが、ダイエットや美容効果が高い“ロカボナッツ”が手軽にとれる、ホシノ天然酵母を使ったパンです。
多めに作って冷凍すれば、朝食やサンドイッチに大変重宝します。
3月末は、室温で低温長時間発酵できる絶好の季節です。ぜひこの機会に手仕込みで焼ける美味しい“ロカボなパン”をマスターしてください。お手伝いさせていただきます。
〈用意するもの〉
・国産小麦強力粉・国産全粒粉・※ロカボナッツ・塩・ホシノ天然酵母生種(生種の起こし方はこちらを参照ください)・水(浄水)
※「ロカボナッツ」は、栄養バランスを考えられた黄金比率のミックスナッツで、くるみ2:アーモンド1:ヘーゼルナッツ1の割合で組み合わせます。なければお好きなナッツで代用してください。
・ボール・ゴムベラ・スケール・生地を発酵させるタッパー・クッキングシート・板又は段ボール紙(約35×30cm位)・クープナイフ
〈材料〉4個分
・国産強力粉 80% 120g
・国産全粒粉 20% 30g
・塩 2% 3g
・ホシノ天然酵母生種 3% 4,5g
・水 64% 96g
・ロカボナッツ 50g(150℃以下の温度で約10分ローストして約20分浸水後、ざるに上げてよく水気を切っておく)
〈仕込み〉
①水とホシノ天然酵母生種を合わせておく。
②ボールに国産強力粉と塩を入れゴムベラでよく混ぜる。
③①を加え粉けがなくなるまでよく混ぜひとまとめにする。
④表面が乾かないように、ラップやシャワーキャップなどをして、冷蔵庫で30分休ませる。
⑤30分後、生地を持ち上げて折り重ねる。この作業をボウル2週分約8回行う。
⑥表面が乾かないように、ラップやシャワーキャップなどをして、冷蔵庫で30分生地を休ませる。
⑦30分後、⑤と同じ作業を繰り返す。
⑧下処理したロカボナッツをまんべんなく加え、タッパーに移す。
↑横から見た状態
↓上から見た状態
⑨室温(約20℃)で約15時間後(夜6時から翌朝9時まで)生地は約1,5倍に発酵していると思います。
※ご家庭・地域により温度に違いがあると思います。あくまで室温約20℃時の設定です。
(低温長時間発酵)
低温で長時間発酵することによって、たくさんの副産物が生み出した旨みを感じる美味しい生地になります。酵母の量も少しですみます。室温で発酵させる場合は、朝捏ねて∼夜焼く、夕方捏ねて朝焼くパターンがあると思いますが、温度変化の少ない夜の時間を利用する方が発酵が安定すると思います。寝ている間の時間も利用しましょう。
↑15時間後、横から見た状態
↓15時間後、上から見た状態
⑩生地の表面と台に打ち粉を振ります。
⑪タッパーの側面と生地の間にゴムベラを入れ生地をはがし、タッパーをひっくり返し、打ち粉をした台の上に生地を優しく上に落とします。
⑫生地の下に手を入れ、厚さが均一になるように優しく生地を正方形に広げます。
⑬大きさが同じになるように4分割します。生地が柔らかいのでスケッパーに生地がつきやすくなります。カットする線上に打ち粉を振ると、スケッパーに生地がつきにくくなります。
⑭対角線上の角と角を引き上げ、中央で合わせます。
もう一方の角と角を引き上げ、中央で合わせます。
同じ作業をもう一度繰り返します。
⑮そのままパンマットの上にのせ、表面が乾かないように布巾などをかけ、約40分最終発酵させます。
↑成型後
↓約40分後
⑯板(段ボールやべニア板など)の上にクッキングシートをのせて、焼成の準備をします。
⑰カートなど生地を持ち上げ、天地を逆にして⑮の上にのせます。
⑱クープナイフでクープを入れ、霧吹きで生地全体に霧をかけます。
⑲250℃予熱したオーブンに入れ5分、230℃で12~13分焼く。
オーブンによって実際の温度に違いが出ると思います。17~18分で焼き上がるように、温度の調整をお願いいたします。)
血中の脂質濃度を下げる作用がある「オメガ3脂肪酸」、食物繊維が豊富でアンチエイジングにも効果がある「ビタミンE」、悪玉コレステロールを減らす効果で知られている「オレイン酸」を豊富に含んだ『ロカボなパン』を食べて、健康で美しい体づくりに役立てましょう。