清潔な瓶に、いただいた“びわ”と水と砂糖を入れて、毎日瓶を振って約4~5日目、自己流ですが、蓋を開けた時の「プシュー」という音と、酵母液の味や見た目で判断して生地作りの仕込み水に使用します。
今回は、仕込み水の約30%を酵母液に置き換えて、ストレート法で仕込みした。中種にしてパンを焼いても美味しいですが、もっぱら液種仕込みでびわの香りを楽しみます。
もう少し酵母が育つのを待てばよかったかな~と反省点もありますが、少し弱々しいびわ酵母のカンパーニュが焼けました。使う果実や気温などによって早く酵母が完成する時もあればゆっくりの時もあります。思い通りに行かない歯がゆさが、自家製酵母の特徴でもあり醍醐味です。
食感はもっちり、内層は艶やかでほんのり甘酸っぱい香りがします。バターやはちみつがよく合いそうです。
目に見えないミクロの酵母を育て、パンを焼く…私にとって格別のお楽しみの時間です。